92歳。老衰死でした。
長生きしたね。大往生だね。本当にそのとおりです。
でも、やっぱり寂しいし悲しい。
公演中だったけど、奇跡的に看取ることができ、葬儀にも参列することができました。
あぁ、こうやって人は死ぬんだということをはじめて目の当たりにしました。
血圧が下がり、呼吸が少しずつ途切れ、止まり、心拍が停止する。
9時34分。
ドラマのような一場面。きっと苦しみはなかっただろう穏やかな死。
でも目に涙をいっぱいためて祖母は逝きました。
お別れの涙だったのかな。
母と、叔父と、3人で一生懸命送ってあげました。
きっとずっと忘れない最期の瞬間。
その場に居ることができて幸せでした。
おばあちゃん。いっぱい愛してくれてありがとう。
今日も部屋から歌声が聴こえてきそうで涙が出ます。
不在は夢のようだけど、お葬式の時のようなこんな青空を見るたびに少しずつ前を向いて歩いていきます。