寄り道のススメ

関西を中心にぼちぼち芝居しています ののあざみ のblog

【祝!サブウェイ】OMS戯曲賞。

ここんとこ毎日が光の速さで過ぎていくもんだから、
時間の感覚も、
曜日の感覚も、
季節の感覚も、マヒしておりました。
 
はい。いいわけです。
 
もう今さら感いっぱいだけど、今年の第18回OMS戯曲賞大賞に
林慎一郎氏の「サブウェイ」が選ばれました。
 
そう、あの「サブウェイ」です。
 
2010年秋。
 
「ウイングフィールドさんのノリウチ企画でノリノリでやり逃げちゃいましょう。」
とのたまった林くん。
ノリウチとは思えないほどの美術量。ホントに初日の幕は開くのか。
心臓がキューってなるほどの緊張感の中、あっという間に本番は終わり、
確かにやり逃げ感ビシビシの初演でございました。
 
2011年夏。
 
初演をたまたまご覧になられた王子小劇場プロデューサー氏のお誘いと、
初演時とっても好評だった「エダニク」をたまたま再演をしようとたくらんで
いた真夏の会プロデューサー原くんのWプロデューサーの導きにより、
あれよあれよと再演が決まる。
 
しかも、真夏の極東フェスティバルだとかいうなんか政治結社のパーティ
みたいな名前までこさえちゃって、伊丹、東京2大都市ツアーとなってしまった。
 
もう、やり逃げできへん・・・。
 
本腰入れて(?)再演してみたところ、なんと動員が伊丹・東京合わせて
1000人を突破するという快挙!
 
関西では2年連続で見てくださったお客様も多かったという不思議。
でも、いただいた感想は初演と全然違った。おぉ、ミステリアス!
 
そんな「サブウェイ」が、OMS戯曲賞大賞に選ばれたのです。
やり逃げどころか、書物として後世に残るのです。
 
これは本当にスゴイことだよ、林くん。やったぜ!
受賞された日にも、もちろん伝えたけどもう一度言うね。
 
 
おーーーめーーーでーーーとーーーーーうーーーーーっ!
 
 
OMS戯曲賞といえば、今から11年前、劇団時代に
(あら「時代」だなんて言ってしまっちゃった)
座付き作家のひぐっさんが大賞を受賞して、小劇場界の右も左も
わからなかった私は先輩たちに囲まれてもじもじしているしかなかったのだなぁ。
 
その時の戯曲を引っ張り出してパラパラ読んでみる。
 
イメージ 1
 
なつかしー。
ひぐさんは「樋口美友喜」(現在は「樋口ミユ」)やし、上演記録のとこの
出演者の名前、私本名やし。
 
舞台写真も掲載されていて、みんな若い、若いよ!
 
そっかー。
10年ぶりにまたこうしてOMS戯曲賞の受賞作品に関わることができたのね。
これはとても幸せなことですね。
 
しかも、今回の大賞受賞作品には再演のチャンスが与えられるとか。
 
・・・え?
 
もしや・・・。
 
もしかすると・・・?
 
3年連続「サブウェイ」やっちゃうの???