寄り道のススメ

関西を中心にぼちぼち芝居しています ののあざみ のblog

天使たちのいる場所②

というわけで、続き。

本番の準備(といってもTシャツに台本かけるだけ)が整って、中川さんに
ご挨拶をしに「もみじ・あざみ」の楽屋へ。
大きな控室はカラフルな衣装を身にまとった寮生さんでごったがえしていた。
万歳のあきさんに案内していただき中川さんと初対面。
「今日、舞台でご一緒させていただきます。ののあざみと申します。
楽しい舞台にしましょうね。」と言うと、満面の笑みで握手。
でも、握った手をなかなか離してくれない・・・。^-^;
どうやら気に入っていただけた様子。ちょっと本番が楽しみになってきたぞ。

14:30ちょっとすぎ開演。
オープニング舞台袖で待機していると、待ちきれないのか中川さんが前へ前へ出よう
とするので「演奏が終わるまで待ちましょうね。」と言って袖幕ぎりぎりの
ところで2人で並んで立っていました。

そして、出番。大勢のおもろい組の人たちに混じって、中川さん進む進む。
気が付くとほぼセンターに居座ることに・・・。
「中川さんはいいけど、私はここにいていいのか?いいのか??」
そんな気持ちにおかまいなしに物語りの序盤、手品やダンスが目の前で繰り広げ
られる。「こうなったら一緒に楽しんじゃえ!」てなもので、出演者の皆さん
(というよりお客様と同じ目線?)とわんやわんや楽しませていただくことに。

ダンスを踊り終えたとなりのおばさまの汗をティッシュで拭いてあげていると、前を指差し
「あの人、仲良し!」とブラックバス軍団を嬉しそうに眺めている。
ほんと、舞台上が生き生きしてるのですよ。体の全てを使って、心の底からその瞬間起こる
出来事をめいっぱい楽しんでいる。そこに演じ手と観客の原点を見た気がして本番中何度も
目からウロコ状態の私でした。

約2時間30分の大スペクタクルな舞台は、一人の怪我人も出すことなく無事に幕をおろす
ことができました。カーテンコールは舞台上の出演者と満員のお客様の拍手の渦。
私も舞台上で本日の出演者の皆さんに向けて精一杯の拍手を送らせていただきましたよ。

終演後は、メイクを落とすお手伝いと、舞台バラシのお手伝い。
もみじ・あざみでの荷おろしをして、ちゃっかり打上げにも参加させていただきました。
嬉しかったのは、体育館に入ったら全員が拍手で迎えてくれたこと。そして、寮生さんが
入り口までやって来て、私達の手をひっぱってお鍋のあるところまで案内してくれたこと。
また、そのお鍋がおいしいのなんのって。寮で作った野菜もたっぷり入ったちゃんこ鍋。
心ゆくまで堪能しました。あー、また食べたいなぁ♪^-^
長時間の舞台で疲れもあるだろうに、皆さんの顔はハレバレとしていて何だかこっちが
反対に元気をいただくような笑顔ばかりでした。

たった1日のお手伝いでしたが、とてもいい経験をさせていただくことができました。
南河内万歳一座の皆さん、いちびり一家の皆さんをはじめ公演に携わった全スタッフの
皆様本当にお疲れ様でした。今度は、もっとお手伝いに行きます!