極東退屈道場「タイムズ」東京公演も日曜日に千秋楽を迎え、
公演の全日程が無事に終了いたしました。
多くのお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。
主宰の林くんはじめ、共にこの作品に携わったキャスト、スタッフの皆さま、
本当にお疲れ様でした。ご一緒できて幸せでした。
とても不思議な作品でした。
はじめて台本を手にして読んだとき、これは一体どのような舞台として立ち上がるのか、
まったく想像ができませんでした。
当日パンフに書いた文章どおり、えらいことに足をつっこんでしもたと思ったのです。
稽古場は、毎日が構築と破壊の実験場となりました。
しかしその過程はゼロに帰することなく、確実に何かを積み上げていく作業となりました。
そうこうしていくうちに、まったくわからなかったこの作品の意図らしきものが見え始め、
俳優の身体に浸透していく様子を感じることができました。
この戯曲の持つ底なしのエネルギーをすべて出し切れたかどうかはわかりません。
でも、ひとつの答えにはたどり着けたんじゃないかなと思っています。
個人的な反省はいつものごとくいっぱいあるけど、ひとまずはお疲れ様でした。
また来年「サブウェイ」でご一緒できることを、そして新たなお客様と出会えることを楽しみにしています!