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【延期/TFAP】「災害続きの日本で、今、アートを考える」@筑後サザンクス

わたしが、DIVEから参加しているTFAP事業の中で3月15日に実施予定だった

こちらのイベントも新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期となりました。

が、この日に、今だからこそできることがあるのではとTFAPメンバーで画策中です。

 

本来行う予定でわたしが登壇する予定だったサザンクスさんでのイベント詳細を下記に記しておきます。

 

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震災と文化ー災害多発の時代に問う公共ホールとアートにできることー
「災害続きの日本で、今、アートを考える」

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阪神淡路大震災東日本大震災平成28年熊本地震
大きな震災の後に、多くのボランティアが「何かしたい」と被災地に出向いたのと同様に、アートの力を信じ、ひとの心を癒したいと立ち上がった芸術団体がありました。
近年は次々と新しい‟被災地”が生まれ、今や‟災害列島”とまで称される日本。
災害の時、アートには何ができるのでしょう。
被災地となった地域の公共ホールは、どのように地域と生きていくことができるのでしょう。
災害時に発揮するアートの力、災害多発時代における公共ホールの新たな使命について、かんがえつながる場をつくります。


ー日時ー
2020年3月15日(日)13:00~17:00(延期)
(3月16日は公共施設、民間事業者向けの「災害時施設運営管理者研修(1種)」を開催/順延)

 

ープログラムー
・基調講演 八巻寿文(せんだいメディアテーク
・現地報告「震災、その後、」(阪神淡路大震災東日本大震災平成28年熊本地震
・公開ミーティング「災害続きの日本で、今、アートを考える」

 ※ファシリテーター:大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所)、古賀弥生(アートサポートふくおか)
 ※登壇:八巻寿文(せんだいメディアテーク)、野々下孝(ARCT)、鈴木拓(ARCT)、ののあざみ(DIVE)、鈴木友隆(DIVE)、松岡優子(SARCK)

 

ー会場ー

サザンクス筑後(指定管理者:公益財団法人筑後市文化振興公社)
https://www.sathankusu-chikugo.or.jp/
 

ー登壇者プロフィールー

◎八巻寿文(やまき・としぶみ)
宮城県出身現代美術家、舞台照明家。フランスでリトグラフを学ぶ。1997~98年には文化庁芸術家在外派遣事業によりベルギーのサーカス学校や障碍者のアートセンターなどで活動。せんだい演劇工房10-BOXには計画段階から参画。同二代目工房長。せんだい3.11メモリアル交流館館長(2016年~18年)。2019年よりせんだいメディアテークに勤務。2001年日本照明家協会奨励賞受賞。2006年宮城県芸術選奨受賞。障害者芸術文化協会「ピュアハ-ツ仙台」コメンテーター。尚絅学院大学非常勤講師。

 

◎大澤寅雄(おおさわ・とらお)
(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員、日本文化政策学会理事、NPO法人アートNPOリンク理事、NPO法人STスポット横浜監事、九州大学ソーシャルアートラボ・アドバイザー。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長を経て現職。共著=『これからのアートマネジメント"ソーシャル・シェア"への道』『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』『ソーシャルアートラボ 地域と社会をひらく』。

 

◎古賀弥生(こが・やよい)
大学卒業後、福岡市役所入庁。在職中から芸術文化と社会をつなぐアートマネジメントを学び、芸術文化を身近に楽しめるまちづくりのための提言やフォーラム開催など実践活動を行う。福岡市役所では広報、都市景観等の部署を経験後、2001年12月退職。 2002年1月、「アートサポートふくおか」を設立し代表に就任、現在に至る。 博士(文化政策学・京都橘大学九州産業大学地域共創学部地域づくり学科教授。

 

◎ののあざみ
大阪市出身。俳優。NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)前副理事長。2011年解散まで劇団Ugly duckling所属、以降フリー。現在、DIVEが指定管理を担う、大阪府男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)において統括責任者として勤務。大阪府と連携し大災害に備えた防災対策にも取り組む。

 

◎鈴木友隆(すずき・ともたか)
山形県出身。大阪府在住。作家、演出家。NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)理事。大学時代に「ともにょ企画」を結成し、全ての作品の作、演出を担当。「レイク横」でウイングカップ2010最優秀賞受賞。2013年、「劇王Ⅹ~天下統一大会~」に関西代表として参加。その後、病気を患ったことにより、ちゃんと働くことを決意。劇団はふわっと活動を終了。現在はDIVE理事として、社会性のある演劇活動を考えている。

 

◎野々下孝(ののした・たかし)
大分県出身。俳優・演出家。2016年よりARCT代表。大学卒業後、劇団山の手事情社に入団。現代演劇の様式化に取り組む。また山の手メソッドを用いた俳優養成にも力を入れており、講師としても精力的に活動。2009年に拠点を仙台に移し、2010年に仙台シアターラボを結成。WSプログラムの開発、ファシリテーターの育成、アウトリーチ事業、公演活動を精力的に行う。2011年よりArt Revival Connection TOHOKU(現ARCT)に参加。平成25年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。

 

鈴木拓(すずき・たく)
宮城県出身。2000年に演劇企画集団―きらく企画―を立ち上げ。2004年東京国際演劇祭参加。2008年杜の都演劇祭プロジェクトに参加。2010年よりプロデューサーに就任。2011年東日本大震災を機に設立した、文化による復興支援組織Art Revival Connection TOHOKU事務局長。2012年8月boxes Inc.を設立、同代表。杜の都の演劇祭プロデューサー・舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)副理事長。

 

◎松岡優子(まつおか・ゆうこ)
熊本市出身。俳優、演出家、制作者(Sulcambas!代表)、ダンサー(MASH)。平成音楽大学講師。2018年解散まで劇団ゼロソーに所属。近年は熊本オペラ芸術協会新作ミュージカルなどの脚本、演出、振付も手がけ、制作者としては小劇場や商店街を舞台とした演劇祭を主催。熊本地震後にSARCKを演劇人有志と設立。同代表。北九州&アジア全国洋舞コンクール入選。第10回香梅アートアワード奨励賞受賞。公益財団法人筑後市文化振興公社事業係長。

 

この両日のプログラムは、震災後に立ち上がったARCT(宮城)、DIVE(大阪)、SARCK(熊本)で構成する次なる災害に向けた取り組みThe First Action Projectと、東日本大震災平成28年熊本地震の支援活動の経験・知見を基にした避難者対応を学ぶプログラムを持つ(一財)ダイバーシティ研究所の協力を得て実施するものです。

 

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The First Action Project(TFAP)とは・・・?

Art Revival Connection TOHOKU=ARCT(仙台)、NPO法人大阪現代舞台芸術協会=DIVE(大阪)、SASHIYORI Art Revival Connection KUMAMOTO=SARCK(熊本)の、国内で震災を契機に立ち上がった舞台芸術に携わる三地域の団体共同によるネットワーク事業体である。
各地のこれまでの経験を生かして有事の際の支援の仕組みづくりを行うこと、また知見のアーカイブを目的とし活動している。
私たちは震災後を過ごしているが、一方で現在が今後に起こりうる震災以前であるという認識の下、次に起こる有事を想定した繋がりの持ち方を検討する。


~必要な人が、必要な時に、必要な情報を取りにいける場をつくる~